新入社員や若手エンジニアは、職場で求められる良い「報連相」を理解できずに、悩んでいる人もいるかもしれません。そこで、今回の記事では、「職場の人間関係を改善!若手エンジニアのための「報連相」とは?」をテーマに簡潔にお届けしていきます。最後までお付き合いいただければ幸いです。
1.報連相の意味とは

〇「ほうれんそう(報連相)」とは、下記の通りの「標語」です。(下記に引用元を記載)
ほう:報告
れん:連絡
そう:相談
そして、仕事に必要な「標語」には下記のようなものもあります。覚えておくと役に立つでしょう。(下記に引用元を記載)
〇「おひたし」とは
お:怒らない
ひ:否定しない
た:助ける
し:指示する
〇「こまつな」とは
こま:困ったら
つ:使える人=できる人に
な:投げる=協力を要請する
〇「かくれんぼう」とは
かく:確認
れん:連絡
ぼう:報告
引用元:LINE WORKS ラジャー Money Forwordクラウド note コチーム
2.報連相を行う目的とは何か。

〇信頼関係の構築をする。
常日頃、上司や先輩、チームメンバーとコミュニケーションを取るようにしておけば、信頼関係が構築できます。このように培ったコミュニケーションは業務を行う上で、貴重なスキルとなって活きてきます。
〇進捗状況の共有をする。
プロジェクトにおいて、今、どの工程まで進んでいるかを上司や先輩、チームメンバーに共有しておくことが大切です。もし、ミスが発生してしまっても、どの工程まで進めていたかを共有しておけば、リカバリーしやすくなります。
〇問題の早期発見・早期解決ができます。
システム開発途中に自分が担当しているタスクに問題が起きても、常日頃から進捗状況を報告・連絡・相談をしておけば、問題の早期発見・早期解決が簡単にできます。開発は1人で行っているものではありません。常日頃の報連相を心がけましょう。
〇情報の断絶を防止し、組織内の連携強化をしましょう。
システム開発において、だれがどのタスクを行っているか、そしてそれがどのくらい進んでいるかを共有することで、トラブルの原因が特定されるので、情報の断絶防止につながり、最終的には組織内全体の連携強化につながります。
〇トラブルやミスの回避をする。
トラブルやミスを起こす時には大抵視野が狭まっています。自分の抱えている仕事の進捗状況を上司や先輩などのプロジェクトメンバーにこまめに報告しておく、関係者全員に情報共有しておく、そして困った時には相談してアドバイスをもらうなどの「報連相」を行っておくことで、視野を広く保つことができ、トラブルやミスは回避できます。
〇業務の効率化や生産性の向上を行いましょう。
報連相をこまめに行うことで、業務を担当している人の進捗状況を把握することができます。これを把握することでスケジュール調整や仕事の割り振りを、効率を最優先にしたものに変えていくことができます。こうすることで、業務の効率化を実現することができます。
参考出典:Money Forwordクラウド
3.良い報連相とは

〇トラブルやミスは迅速に報告します。
例えば、セキュリティインシデントが起こった場合には、それによる損害が広がる前に管理職に報告することが求められます。早期の報告をすれば損害を最小限にとどめることができます。上司や先輩に怒られるのが怖くて、トラブルやミスは迅速に報告できないとの判断は、間違った判断です。
〇環境の整備を行います。
システム開発においては、チーム全体で同じ環境を整備しておくことが必要です。具体的には、ローカル環境の再現性、フレームワーク・開発言語の統一などが挙げられます。環境の整備が行われている場合は、全員同じ環境で開発を行っているので、上司や先輩に報連相をしやすくなります。
〇感想と事実を混ぜないようにします。
ミスやトラブルなどを報告する際には、心理状況も普段とは違い焦っています。そのような場合の報告は感情的な発言になりがちです。しかし、感情的になると、つい事実とは異なる自分の感想を述べがちです。事実と感想を混ぜないようにするため、日ごろから進捗状況などをメモしておく必要があります。
〇定期的な報告をします。
常日頃の業務で、システム開発において、命じられたパートをコーディングしています。その進捗具合は上司や先輩社員に定期的に報告することが大事です。もし、自分がコーディングしているパートが納期に間に合いそうもないなどの事実が、その報告で判明するからです。もし間に合いそうもない場合は、手が空いた人にヘルプを頼むことができます。チームで仕事をしているので、定期的な報告は必要不可欠です。
〇結論ファーストで伝えるようにします。
いくらコミュニケーションが大切だと言っても、仕事中に長々としゃべられても上司や先輩、チームメンバーは困ってしまいます。そこでオススメなのは、結論から先に話し、あとから解説を加える「結論ファースト」という話し方のテクニックです。この報告のテクニックを覚えるだけで、業務の効率化につながります。
〇情報伝達する際の階層(ヒエラルキー)に従いましょう。
情報伝達には、情報を報告や共有するために、職位を明確にしておく必要があります。例えば、上司→先輩社員→チームメンバー・本人などの職位の順番を徹底する必要があります。もし、ミスやトラブルが起きたら、まずは先輩社員に報告する、それでも解決しなかった場合は上司に報告するという階層(ヒエラルキー)を守る必要があります。
〇タイムリーなコミュニケーションを心がけます。
コミュニケーションすなわち報連相には、「今が最適!」というタイミングがあります。それを逃して報告することは、仕事上何の意味も持ちません。このタイミングを見極めるには、経験がものを言います。新入社員のうちは、上司や先輩が気にかけてくれているので、色々教わると良いでしょう。
〇時系列順に伝えるようにしましょう。
トラブルが起きたなどの緊急事態には、原因から結果が起きたと、順を追って時系列に伝えないと、上司や先輩、チームメンバーは混乱してしまいます。常に時系列で報連相ができるように、ToDoリストを時系列で作成する習慣を身に着けておくと良いでしょう。
参考出典:Qiita TEAM Money Forwordクラウド ITコンサルタント わさおのブログ
4.悪い報連相とは

〇報告が後出しになると、チームメンバー全員が困ります。
チームメンバーの報告が出そろった後の後出しの報告は、足並みをそろえて開発をしていく上で、非常に迷惑です。必要な報告は早めにするように心がけましょう。
〇不十分な連絡だと上司や先輩社員が困ります。
連絡もあまりにも回数が少ないと、仕事に支障をきたすことがあります。特に新入社員のうちは、「何をどれだけ」報告したらよいかを判断できないです。ですので、素直に「何をどれだけ報告」すべきかを、報告すべき回数を含めて相談しておくと良いでしょう。
〇報告者の主観が入る報告は駄目です。
報告で一番やってはいけないことは、報告者の主観を交えて、事実を捻じ曲げてしまうことです。常日頃から、自分の仕事を客観的に観察して、事実だけを報告できるように習慣づけましょう。
〇報告の内容が不明確だと情報は何も伝わりません。
正確な5W1H(When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように))をはっきりさせて報告をするように心がけましょう。それにより、上司や先輩社員に今おかれている状況を正確に伝えることができます。
〇相談内容があいまいだと上司や先輩社員が困ります。
報告だけきちんとできていても、それだけならば意味がありません。実際にシステム開発で困ったことがあったら、上司や先輩社員に相談をすべきです。その相談内容があいまいだと、上司や先輩社員が何をアドバイスしてよいか、迷ってしまいます。相談内容を適切にできるように、進捗状況のメモなどを使用して練習しましょう。
〇客観的に事実だけを伝えられない
ミスやトラブルの報告をする時の心理状態は、怒られるのが怖い、ミスを取り戻すために焦っている、言い訳はどうしようなどです。この様な心理状態では、客観的に事実だけを伝えられないのも無理はないです。それでも、なんとか自分を奮い立たせて、客観的に事実だけを伝えられるように、常日頃から業務の進捗メモなどをつけておくのが大事になります。
参考出典:トップ営業の課題解決中小企業診断士による note
まとめ

今回の記事は、「職場の人間関係を改善!若手エンジニアのための「報連相」とは?」について簡潔に見てきました。記事の中で、報連相には良い報連相と悪い報連相があるとみてきました。職場で確固たる地位を築いていくためには、どうしたら良い報連相を実現できるかを、常日ごろ意識するのが重要です。今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。