目次
はじめに
こんにちは。いつも記事をご愛読いただきありがとうございます。今回の記事ではフリーランスエンジニアの中でも、開発系エンジニアの方のお話をしていきたいと思います。ここで言う開発系エンジニアとは、プログラマ、システムエンジニア、アプリケーションエンジニア、組み込み系エンジニア、クラウドエンジニア、フロントエンドエンジニア、サーバーサイドエンジニアをさします。記事の構成は1.フリーランスエンジニアが学ばなければならない理由、2. 学習方法のご紹介、3. フリーランスエンジニアが学ぶべきプログラミング言語9選となっております。この記事がフリーランスの開発系エンジニアの方のキャリア形成に何かお役に立てれば幸いです。
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1.フリーランスエンジニアが学び続けなければならない理由

この章では、フリーランスエンジニアが学び続けなければならない理由を見ていきたいと思います。
・IT業界の技術革新が目まぐるしい
→IT業界では技術革新が目覚ましいので、スキルや新しい技術を学んでいかないと継続的な案件確保ができません。新しい技術とは例をあげれば、生成AI、ノーコード、ローコードなどが挙げられると思います。これらの技術を少しでも学んでおかないと、競争力のあるフリーランスエンジニアとして生き残ることは難しいと思われます。クライアント様からスキルが低いと判断されると、市場から退出することを余儀なくされます。フリーランスエンジニアは、契約を獲得するために能力を向上させなければ安定した収入につながりません。
・競争力を保持するため
→競争力を保持するには、複数のスキルからなるスキルセットを作る、オンライン学習、資格取得などが有効だと考えられます。一部お金がかかるものもありますが、案件を継続して確保していくためには、自己投資として必要経費だと考えるのをオススメします。
・新しいチャンスに備えるため
→高レベルのスキルセットや資格など、いわゆる競争力を保持していると、高単価の案件をもらえるチャンスが増えていきます。ただし、自己ブランディングをして自分のスキルをきちんとクライアント企業様にアピールできるかにもよります。もし、こういった営業が苦手だという方は、フリーランスのエージェントを活用するのも1つの手段です。手数料はかかりますが、案件確保の一番の近道です。
・市場の変化に適応する
→リモートワークの普及により、フリーランスエンジニアの案件獲得の割合も高くなってきたと言われてきました。ですが、同じリモートワークならば、人件費の安い海外エンジニアを採用する例も多数出てきました。こういった市場の変化に適応するために、常日頃、人脈作りが大切です。また、クライアント企業様と良好なコミュニケーションが築けているかをよく考えて仕事をするようにしましょう。
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2.学習方法のご紹介
この章では、フリーランスエンジニアが学ぶための方法を複数挙げていきたいと思います。

2.1オンライン学習プラットフォーム
フリーランスエンジニアの方が参加できるオンライン学習プラットフォームを挙げていきます。
・Udemy
→公式サイトによると、Udemyは世界最大級のオンライン学習プラットフォームで、す。世界中の学びたい人と教えたい人をオンラインでつなぐサービスです。 IT関連の講座は、IT資格、データサイエンス、プログラミング言語、ウェブ開発、Microsoft、3Dアニメーションなどが挙げられます。実践的トレーニング方法として、AIを活用したコーディング演習、演習テスト、小テスト、ワークスペースで効果的にスキルアップをすることができます。
・Cursera
→無料または低コストで世界の一流企業や大学によるオンラインコースを無料または低コストの講座で受講することができるオンライン学習プラットフォームです。ITエンジニアが必要としているコンピューターサイエンスやデータサイエンスの講座も多数あります。修了証明書が必要な場合は有料会員になる必要があります。多数の授業を低コストで受講したい場合にはサブスクでCoursera Plusを申し込めば良いでしょう。Coursera Plus では7000以上のコースから無制限に利用できるようになります。
・Linkedin learing
→LinkedInを登録しているユーザーであれば誰でも利用できる日本最大級のオンライン学習プラットフォームです。LinkedIn leraningのコースは24,700もあります。その中でITエンジニア向けのテクノロジーコースがあります。有料のオンライン学習プラットフォームになります。
・progate
→Progateとは、公式サイトによると、ユーザー数340万人、提供国数は100ヵ国を超えるグローバルなプログラミング学習プラットフォームです。初心者から、「創れる人に」をモットーに、イラスト中心のスライド形式の講義で知識を身につけたあと、手を動かしてプログラミングするという学習スタイルをとっています。ですので、初心者がスムーズに学習を進めていくことができます。実際にプロダクトを作りながら学ぶから、使えるスキルが身につきます。
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2.2オンラインセミナー

フリーランスエンジニアの方が参加できるオンラインセミナーを挙げていきます。
・フリーランス協会
→無料会員と有料会員があります。創業手帳によると、無料会員、有料会員問わず、案件獲得のためのフリーランスDB、IBMが提供するオンラインスキルアップ講習、オンラインコミュニティなどのサービスを受けられます。また年会費1万円で賠償責任保険に加入できます。
・connpass
→公式サイトによれば、エンジニアをつなぐIT勉強会支援プラットフォームのことです。エンジニアのためのサイトで、IT系の勉強会やイベントを開催or検索・参加できます。
・Workship EVENT
→公式サイトによると、「Workship EVENT」は、インターネット上に公開されているオンラインイベントを検索できるプラットフォームです。ハイスキルを持つエンジニアやクリエイターのスキルアップを応援してくれるサイトです。
・ヒカ☆ラボ
→公式サイトによると、エンジニア、クリエイターの方のために無料で開催する勉強会の総称です。技術向上を目的とした勉強会をメインに開催しており、幅広く、様々な技術について学ぶことができます。
・ストアカ
→公式サイトによれば、ストアカは、教えたいと学びたいをつなぐ「まなびのマーケット」のことです。ビジネスに限らず、料理・教養・語学などカテゴリーにイベントが開催されています。このようなオンラインサイトでは、日本最大級のスキルシェアサービスです。
・Peatix
→公式サイトによると、ピーティックスなら誰でも簡単にイベント管理ができます。
ビジネスに限らず、ライフスタイルやエンタメなど10,000以上のイベントを開催しているオンラインセミナーサイトです。
・こくちーずプロ
→こくちーずプロとはオンラインセミナーサイトです。公式サイトによれば、ITイベント事例では、キッズプログラミング、統計モデリング、ロボットビジネス、AI、セキュリティ、アジャイル開発、eコマースをテーマにしたITイベントで活用されています。
専門的なNPOや研究機関、公的な機関が開催しているイベントも多数開催されています。
・DoorKeeper
→Doorkeeperとはセミナー·勉強会・イベント管理ツールです。地域ごとに検索できるので自分が住む地域のイベントを探すことができます。イベント初心者の企業でも、DoorKeeperのシステムを利用することで、イベント開催までの作業工程を効率化することができます。
2.3 IT関連書籍

AMAZONやリアルの書店で自分が興味のあるIT関連書籍を購入して、1人で学び続けることができます。ただ同じ業界の方と触れ合わないで学習していると、意思の強い方以外はくじけることもあると考えられます。オンラインセミナーなどとの併用が良いと考えられます。
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3. フリーランスエンジニアが学ぶべきプログラミング⾔語9選

この章では、フリーランスエンジニアが学ぶべきプログラミング⾔語9選と、そのフレームワーク、上位互換スクリプトなどについて考察していきたいと思います。
・Python
→少ないコード、かつ、わかりやすい文法で構成されているため、文系出身者が最も習得しやすい言語の1つだと言えるでしょう。主な特徴としては、①人工知能(AI)による予測、②Web上にあるデータの自動収集、③ロボットの制御、④Webアプリの開発、⑤組み込みアプリの開発、⑥スマホアプリの開発、⑦Excel、Wordの自動操作、⑧ブロックチェーン技術の開発などが挙げられます。代表的なフレームワークは、
Djangoです。公式サイトによると、Django はWebアプリケーションをコンセプトからローンチまで数時間で進めることができるフレームワークです。Django は Web 開発の面倒な作業の多くを引き受けてくれるので、一からやり直すことなくアプリの作成に集中できます。ちなみに無料のオープンソースです。InstagramやPinterestにも使われています。
・Ruby
→Wikipediaによれば、Ruby(ルビー)とは、日本製の簡潔な文法が特徴的なオブジェクト指向スクリプト言語のことです。無料のプログラミング言語です。多くのOSで動作可能、比較的短い記述ができる、ライブラリが豊富、簡潔な日本語の関連情報が豊富という特徴があります。時短のために、開発されたRubyを使用したフレームワークをRuby on Railsと言います。Ruby on Railsというフレームワークは、スマホアプリ、SNS、Webアプリケーション、オンラインショッピングサイトなどに活用されています。具体的にはAirbnb、Wantedly、Cookpadなどで使用されています。
・GO言語
→Wikipediaによると、Go言語はGoogleにおいて設計されたプログラミング言語です。Go言語は、「処理が高速で手軽に効率の良くコーディングできる言語」な言語です。コンパイル言語、静的型付け、メモリ安全性、ガベージコレクション、CSPスタイルの並行性などの特徴を持っています。無料のプログラミング言語です。Go言語はYouTubeやGeminiやMercariなどに使用されています。また、Go言語の代表的なフレームワークはGinです。Ginは「高性能」かつ「高い生産性」を持つウェブフレームワークになっています。
・kotlin
→Wikipediaによれば、Kotlin(コトリン)は静的型付けのオブジェクト指向プログラミング言語です。Javaをもっと簡潔・安全になるように改良した産業利用向け汎用言語として開発されました。無料のプログラミング言語です。Kotlinを使用したアプリは、XやNetflixなどになります。Kotlinの代表的なフレームワークはSpring Bootです。Spring BootはJavaで行うWebアプリ開発を迅速かつ効率的にする仕組みを備えたフレームワークになります。
・C#
→Wikipediaによると、マイクロソフトが開発した、汎用のマルチパラダイムプログラミング言語のことです。C++やJavaと同じオブジェクト指向言語です。無料のプログラミング言語です。C#で作られているUnityを使用すれば、ゲーム開発ができます。代表的なゲームは、ポケモンGo、スーパーマリオ・ランなどです。代表的なフレームワークは、ASP.NET Coreです。
・JavaScript
→Wikipediaによると、プロトタイプベースのオブジェクト指向スクリプト言語です。また、クラスなどのクラスベースに見られる機能も取り込んでいる言語です。
ウェブアプリケーション、ウェブサイト、モバイルアプリケーション、デスクトップアプリケーションなどで活用されています。JavaScript最大の特徴は「ブラウザで動きを加えることができる唯一無二のプログラミング言語」であることです。例えば、ポップアップウィンドウ、スライドショー、ログインなどの機能を作ることができます。この特徴を生かしてゲーム開発にも使用されています。
代表的な上位互換言語はTypeScriptです。Tech Hiveマガジンによれば、TypeScriptはチームでの協業や大規模なアプリケーションの開発に向いている上位互換言語です。TypeScriptは、JavaScriptにクラスベースのオブジェクト指向プログラミングと静的型付けを追加した言語だと言えるでしょう。また、代表的なライブラリはReactになります。
・Java
→公式サイトによれば、JavaはNo.1のプログラミング言語および開発プラットフォームです。イノベーションの推進、コストの削減、開発時間の短縮、およびアプリケーション・サービスの向上を実現します。Javaはエンタープライズおよび開発者が選択する開発プラットフォームとして存在し続けています。OS を選ばない汎用性の高さから世界中で利用されています。代表的なフレームワークはSpring Bootです。Spring BootはJavaで行うWebアプリ開発を迅速かつ効率的にする仕組みを備えたフレームワークです。
・Swift
→SAMURAI ENGINEER Blogによれば、SwiftはiOSやmacOSアプリの開発を効率化するために設計されたプログラミング言語です。また、Objective-Cとの互換性が重視されており、既存のObjective-Cコードとスムーズに統合できる点も大きな魅力です。主に、iOSアプリ、Macアプリ、AppleWatchアプリ、AppleTVアプリなどに使用されています。代表的なフレームワークはPerfectです。Perfectの特徴としては、独自のサーバー環境で利用できる、フロントエンドとバックエンドの両方を開発できるなどが挙げられます。
・PHP
→SAMURAI ENGINEER Blog によれば、PHPとはWebアプリケーションの開発に特化したプログラミング言語です。サーバーサイドのウェブ開発に特化しており、ウェブページを作成するための機能を多く備えていることを特徴としています。ウェブページの動的な部分を効率的に構築するための言語として設計されています。プログラミング言語の中でも構文がシンプルで記述・実行しやすいのでスクリプト言語とも呼ばれます。また、プログラムの実行前に変換作業が不要な「インタプリタ言語」でもあります。代表的なフレームワークは、Laravelになります。Laravelは業務システムやECサイトの開発に適しています。
参考出典:
まとめ

この記事では、フリーランスエンジニアが学び続けなければならない理由、学習方法のご紹介、フリーランスエンジニアが学ぶべきプログラミング言語9選について考察してきました。フリーランスエンジニアは常に学習することが、生き残りのために必要不可欠だと言えるでしょう。この記事が何かお役に立てれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。