目次
はじめに
いつもご愛読ありがとうございます。咲くキャリ情報局です。今回も年代別のオススメ記事をご紹介させていただきます。今回は50代エンジニア向けの記事です。
1.50代こそ資格で実力を証明しましょう
2.50代にオススメのIT系資格とは
今回も最後までお付き合いいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
1.50代こそ資格で実力を証明しましょう

50代になるとプロジェクトに参加させていただくのに、受け入れ先企業から年齢差別を受けることも少なくないです。そこで、ご自分がどのような開発に携わってきたかの実績や、または所有しているIT系資格の有無でプロジェクトに参加できるかどうかを判断されてしまいます。つまり、プロジェクトに参加するには、実務実績にプラス資格が必要となってきます。
そこでご提案したいのが、50代だから今からスキルを学んでも仕方がないと言わずに、IT系の資格を取得してはいかがでしょうか。今までのプログラミング経験に少し専門知識を学習すればIT系資格は取得できます。企業によっては資格手当が出ることもあります。また、ご自身の市場価値を高めて、キャリアアップしてITエンジニアとして生き残るために、資格試験の学習を始めましょう。次の章で具体的なIT系資格について例を挙げていきます。
2.50代にオススメのIT系資格とは

・G検定(ジェネラリスト検定)
G検定(ジェネラリスト検定)とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会が実施している試験のことです。受験生のディープラーニングやAIの知識がビジネスに活かせるレベルであるかどうかを問う資格になります。具体的な試験内容は、機械学習・ディープラーニング、AIの基礎、法律・倫理、活用事例などです。
・Python3 エンジニア認定試験
Python3 エンジニア認定試験とは、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施している民間資格です。試験の内容としては、Pythonの文法などを問う試験です。具体的には、Pythonの基本構文とデータ型、エラーと例外処理、クラスとオブジェクト指向プログラミングの基礎、入出力、標準ライブラリ、関数とモジュール、仮想環境と対話環境、関数の定義、制御構造ツール、ファイル入出力操作、Pythonらしい書き方(Pythonic)などの試験内容です。
・ウェブ解析士
ウェブ解析士とは、一般社団法人 ウェブ解析士協会が実施している資格です。この資格の目的は、デジタルマーケティングを行うために、アクセス解析などのウェブ解析スキルを活用して、事業を成功させる人材を育成することです。具体的な試験内容は、下記の通りです。一般社団法人 ウェブ解析士協会の公式教材からそのまま引用しています。
第1章 ウェブ解析と基本的な指標
第2章 事業戦略とマーケティング解析
第3章 デジタル化戦略と計画立案
第4章 ウェブ解析の設計
第5章 インプレッションの解析
第6章 エンゲージメントと間接効果
第7章 オウンドメディアの解析と改善
第8章 ウェブ解析士のレポーティング
第9章 マーケティングにおける生成AIの活用
・情報セキュリティマネジメント試験
情報セキュリティマネジメント試験とは、独立行政法人 情報処理推進機構が実施している国家資格です。情報セキュリティの確保を目的とした資格で、サイバー攻撃などから、いかにセキュリティ確保をして組織を守れるかを問われる資格です。セキュリティ確保のために、ITスキル面での対策はもちろん、組織内の人材管理面での対策についても問われる資格です。具体的な試験内容としては、下記の通りです。独立行政法人 情報処理推進機構から引用しています。
◎科目A
(重点分野)
情報セキュリティ全般
情報セキュリティ管理
情報セキュリティ対策
情報セキュリティ関連法規
(関連分野)
テクノロジ
マネジメント
ストラテジ
◎科目B
業務の現場における情報セキュリティ管理の具体的な取組みである情報資産管理、リスクアセスメント、IT 利用における情報セキュリティ確保、 委託先管理、情報セキュリティ教育・訓練などのケーススタディによる出題を通して、情報セキュリティ管理の実践力を問います。
・AI実装検定
AI実装検定とはAI実装検定実行委員会(AIEO)が実施している民間資格のことです。AIエンジニアに関する設問や、ディープラーニング(深層学習)の理解と実装能力を判定する資格です。この試験には、B級(入門レベル)、A級(基礎レベル)、S級(応用レベル)の3つの資格があります。具体的な内容は、下記の通りです。
◎B級(入門レベル)とは、AIの概要についての基本的な直感的理解を、学習と推論、データとタスク、パターン認識などの側面から試験します。この資格を取得することで、機械学習やディープランニングの基本をマスターしていることを証明できます。
◎A級(基礎レベル)とは、AI、数学、プログラミングなどの基本を試験されます。A級を取得することで、AIのディープラーニングについてのプログラミングや数学について基本的な知識があるので、独学で理論書を読み進められるレベルであることを証明できます。
◎S級(応用レベル)とは、AIの実装だけではなく、応用的な実装もこなすことができる実力を証明できます。具体的には画像処理や自然言語処理、コンピュータービジョン、ディープラーニング、強化学習、MLOpsなどについて試験されます。
・ITプランニング・セールス資格(ITPS)
ITプランニング・セールス資格(ITPS)は、「社団法人日本経営管理協会」(JIMA)が実施している資格です。IT企業に勤務する営業担当者向けの資格です。IT技術を活用して、経営課題解決策を練り上げることができる能力を証明する資格になります。
具体的な試験内容は、日本経営管理協会(JIMA)から引用すると下記の通りです。
ITPSの全体概要に関する設問
市場把握力についての設問
情報収集力についての設問
ヒアリング力についての設問
課題解決力についての設問
提案企画力についての設問
プレゼンテーション力についての設問
契約・フォロー活動についての設問
・ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定とは、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施している国家資格です。日本で唯一のWEBデザインに関する資格で、3級・2級・1級があります。この試験に合格することで「ウェブデザイン技能士」になることができます。試験内容は、多岐にわたりますので、特定非営利活動法人 インターネットスキル認定普及協会20240318.pdfを参照してください。
・生成AIパスポート試験
生成AIパスポート試験とは、生成AI活用普及協会(GUGA)が実施している資格です。この資格は、生成AIを安全に使用するために、AI初心者が最低限守らなくてはならないITリテラシーを持っていることを証明できる資格です。具体的な試験内容は、AI、生成AI、現在の生成AIの動向、情報リテラシー・AI事業者ガイドライン・AI新法、テキスト生成AIのプロンプト制作の実例などが挙げられます。
・認定AI・IoTコンサルタント
認定AI・IoTコンサルタント(AIC)とは、一般社団法人AI・IoT普及推進協会(AIPA)が実施している民間資格です。日本初のAI×IoT技術に特化した経営支援やビジネスモデル構築を行うというコンサルタント資格です。この認定AI・IoTコンサルタント(AIC)資格は、専門的なAI×IoT技術を有していることを証明するので、IoTコンサルタントとしての活動が可能となり、ビジネスシーンで活躍できる資格となります。試験はレベル別に、ジュニアコンサルタント、シニアコンサルタント、マスターコンサルタントの3段階に分かれています。この試験は、一般社団法人AI・IoT普及推進協会(AIPA)の研修を受けてから受験するものです。研修後の受験のため合格率は80%~90%と高めになっています。
・E資格(エンジニア資格)
E資格(エンジニア資格)とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施している試験のことです。世界初のAIエンジニア向けの民間資格です。ディープラーニングの実装スキルやAIエンジニアとしてのスキルを有しているかを問う試験になります。試験を受けるためには、JDLA認定プログラムを期限内に受講して、その修了証を専用サイトにアップしないと受験できません。具体的な試験内容としては、深層学習の基礎、深層学習の応用、開発・運用環境、数学的基礎、機械学習などが挙げられます。
・DS検定(データサイエンティスト検定)
DS検定(データサイエンティスト検定)とは、一般社団法人データサイエンティスト協会が実施している資格になります。データサイエンティストとして必要なスキルと知識が問われる試験です。試験内容は、データサイエンス力、データエンジニアリング力、データ活用・AI、ビジネス力の知識や応用問題です。
参考出典:
まとめ

今回の記事では、50代ITエンジニアが取得すると良いIT系資格について特集を組んできました。具体的には下記の通りで見てきました。
1.50代こそ資格で実力を証明しましょう
2.50代にオススメのIT系資格とは
資格取得と言っても、今回ご紹介した資格は仕事の延長線上のものが多く、資格取得の勉強時間が比較的少なく済むものばかりです。つまりコスパが良い資格と言えるでしょう。今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。