目次
はじめに
いつもご愛読ありがとうございます。咲くキャリ情報局です。今回の記事では「2025年、今から学ぶべきプログラミング言語6選」を特集していきます。
1.学ぶべきプログラミング言語を選ぶ際のポイント
2.今から学ぶべきプログラミング言語6選
という順番で詳しく考察していきます。最後までお付き合いいただければ幸いです。
1.学ぶべきプログラミング言語を選ぶ際のポイント

IT業界は、日進月歩の業界だと言われています。AI(人工知能)をはじめとしたITテクノロジーは絶えず進化を遂げています。また、Webアプリケーションの多様化、SaaS・クラウドの普及、セキュリティ意識の上昇などの変化に合わせて、ITエンジニアは武器となるプログラミング言語を選んで学習し続けなければなりません。
AIの台頭により、「AIがプログラミングをするようになったと聞いたから、もうプログラミング言語を学ぶ必要性は無いのでは?」と言った誤解も出てきました。しかし今のところでは、AIにプログラミングを行わせる場合はAIにできるだけ細かい指示を行い、出来上がったものを確実に精査確認しなければバグ、セキュリティ面でも欠陥を抱えた状態などに陥ってしまいます。そこで重要なことは、未来を見据えて、将来性のあるプログラミング言語を選択して、習得していくことです。次の章では、将来性があり学ぶべきプログラミング言語について詳しく見ていきます。
参考出典:
2.今から学ぶべきプログラミング言語6選

①Java
・主な用途
金融・物流などの業務アプリ、Webアプリ、Androidネイティブ開発、ソフトウェア、ウェブサービス、スマホアプリ、ビッグデータ技術、大手企業の基幹システム、Webサイト、エンタープライズアプリケーションなどに活用されています。
・特徴
◎OSを問わずあらゆる環境で開発できます。
◎ライブラリとフレームワークが豊富です。
◎学習難易度も極端に高くはなく、学習教材も豊富にあるので時間をかければ確実に習得できます。
◎堅牢性、およびセキュリティ機能に優れています。
◎日本のSI・業務システムでの採用率がNo.1です。
◎オブジェクト指向で、プラットフォーム非依存の実行環境です。
◎エンタープライズシステムにおいて高いシェアを誇ります。
◎安定性・汎用性が高いです。
◎Androidスマホアプリ開発にも良く取り入れられます。
・将来性
Javaは現在、様々な大規模システムに使用されています。ですので、需要としては、その保守・運用業務が今後も続いていきます。また、Javaの実装については、小売業、ヘルスケア分野、金融サービス分野において良く活用されています。さらには、Android開発に関連して、大企業からニーズが高いので習得する価値があります。他には、新しい技術トレンドとして、マイクロサービスアーキテクチャへの対応、クラウドネイティブ開発にJavaが活用されています。
②Go言語
・主な用途
IoT、マイクロサービスアーキテクチャ、CLIツール開発、ドローン・ロボット、バックエンド開発、サーバサイド開発、Web APIなどに活用されています。
・特徴
◎Googleが開発したプログラミング言語なので安心感があります。
◎高速なコンパイル時間、具体的に言うと、PythonやJavaScriptの2〜10倍速く動きます。
◎組み込みシステムの並行処理に優れた性能があります。
◎高性能なネットワーキングを実現するために設計されています。
◎シンプルで学習しやすい文法です。
◎効率的なメモリ管理がなされています。
◎マイクロサービスのアーキテクチャにおいて非常に人気があります。
◎並行アプリケーションを実現するために設計されています。
◎クラウドネイティブ開発との親和性があります。
◎DevOpsツール、クラウドサービス、分散システムなどで広く使用されています。
・将来性
Go言語は、日本語の教材が少ないため、学習難易度は高いと言えます。しかしながら、コンテナ技術の普及やマイクロサービスアーキテクチャの普及に伴い、Goの需要は急速に高まっています。また、クラウド・インフラの開発において、Go言語の将来的な需要はますます高まるでしょう。さらには、今後はマイクロサービスやモダンなクラウドインフラストラクチャでの使用が進んでいくと言われています。
③Rust
・主な用途
システムプログラミング、ブラウザエンジン(Firefox)、セキュアなシステムの組込み開発、OS開発、ブロックチェーン、WebAssembly、ゲーム開発に関して、安全かつ効率的にシステムを構築できるプログラミング言語です。
・特徴
◎高速な実行速度で処理が可能です。
◎メモリの安全性や高性能が保証されています。
◎並行処理におけるメモリの安全性が保証されています。
◎クロスプラットフォーム開発が可能です。
◎CやC++の代替プログラミング言語です。
◎モダンな言語機能があります。
◎OS開発にも対応しています。
◎所有権システムなどの仕組みにより、実行時のメモリエラーを防ぐことができます。
・将来性
高性能と安全性が求められる分野(パフォーマンスが重要なアプリケーションの開発、組み込みシステム開発、WebAssembly、システムプログラミングなど)で積極的に採用されています。Amazon やMicrosoftなどの大手企業が積極的に採用しているので、将来性があると言えるでしょう。また、CやC++に代わる現代的プログラミング言語としても評価されています。
④JavaScript
・主な用途
モバイルアプリ開発、Webサイト、UI/UX、ゲーム開発、Node.js、サーバーサイドスクリプトの応用、Webアプリに活用されています。
・特徴
◎ユーザビリティの高いWebサイトの構築に欠かせないです。
◎クロスプラットフォーム開発が可能です。
◎近年はサーバーサイドでも利用可能になりました。
◎フロントエンドとバックエンドの両方におけるウェブ開発で使用されています。
◎Node.jsと併用することで、サーバーサイド開発ができます。
◎豊富なフレームワークとライブラリ(Vue.js,React, Angular等)があります。
・将来性
SPA(Single Page Application)やWebアプリケーションの需要が高まっています。それに付随する形で、JavaScriptの重要性は今後も高まり続けると予想されます。また、IoT分野でのJavaScript、自動化ツールのスクリプト言語としてのJavaScriptの使用率なども増加していく傾向がみられます。さらには、WebAssemblyなどの新技術との連携も見逃せません。こういったことから、将来性があると言えるでしょう。
⑤Python
・主な用途
スクレイピング、Webアプリ(Flask、Django)、機械学習(PyTorch、TensorFlow)、データ分析(pandas, NumPy)などに活用されています。
・特徴
主にAIやIoTの開発に使用されています。また、大規模なWebサービスの開発(YouTubeやDropBoxなど)にも活用されています。その特徴は下記のとおりです。
◎シンプルで読みやすい短いコードで記述可能です。
◎効率的な開発ができるライブラリとフレームワークが豊富に存在します。
◎データ分析・AI・教育分野・Web開発などで圧倒的な優位性を誇ります。
◎学習の難易度が低い言語です。
◎動作確認が簡単にできます。
・将来性
AIや機械学習の技術革新が徐々に進むにつれ、PythonはAIの分野で重要な役割を果たしています。それだけでなく、PythonはオートメーションやIoTなどの新しい分野でも、その役割が期待されているプログラミング言語です。
また、汎用性が高いプログラミング言語なので、データサイエンスやWeb開発でも活用されているので、長期的な将来性があると言えるでしょう。
⑥TypeScript
・主な用途
Angularのようなフロントエンドフレームワーク、Node.jsを使用したサーバーサイド開発、主に大規模なウェブアプリケーションなどに活用されています。
・特徴
◎JavaScriptのスーパーセット、つまり進化版です。大型開発に強いです。
◎オブジェクト指向プログラミングのサポートができます。
◎保守性・型安全性が向上しています。
◎TypeScriptはJavaScriptに静的型付けを導入したことで、堅牢性が高まりました。
◎IDE(統合開発環境)による強力な開発支援が得られます。
◎JavaScriptと互換性があります。
・将来性
TypeScript はJavaScriptのスーパーセットになっています。これには、すなわち「型の安全性」やJavaScriptの最新機能を備えていることが含まれます。ですので、大規模なフロントエンド開発プロジェクトにおいて徐々に採用されてきています。また、この採用率の増加傾向は今後も続くと思われます。
参考出典:
まとめ

今回の記事では、
1.学ぶべきプログラミング言語を選ぶ際のポイント
2.今から学ぶべきプログラミング言語6選
という順番で詳しく見てきました。この記事を通して言えることは、AIが台頭してもプログラミング言語の習得は必ず必要であり、また、私たちがどのプログラミング言語を学ぶかにより将来が明るくなるかどうかが決まるということです。習得するプログラミング言語を選ぶ際には、WEB、参考図書などに対して、最大限にアンテナを張り、トレンドを掴んで、学ぶべきプログラミング言語を決定していく必要があります。今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。