目次
はじめに
今回の記事では、フリーランスの方のメンタルヘルスについて詳しく見ていきたいと思います。第1章ではメンタルヘルスについて、第2章ではうつ病と相関関係があると言われている自己肯定感について、第3章ではうつ病の予防と対策について、この3つについて考察していきます。

1.メンタルヘルスとは
メンタルヘルスとは、「心の健康状態」のことです。この章ではこのメンタルヘルスが不調になる原因について、フリーランスの方のケースを中心に見ていきたいと思います。
1.1メンタルヘルスの不調を引き起こす主な原因
・不安感
→企業に雇用されている会社員は毎月月給をもらっています。一方、フリーランスの方は案件ごとの収入になるため、将来に漠然とした不安感を持つかたも少なくないのではないでしょうか。これがメンタルヘルスの不調につながります。
・プレッシャー
→フリーランスの方は、個人事業主として常に案件獲得に多大なエネルギーを消費しているのではないでしょうか。こういったプレッシャーもメンタルヘルス不調につながります。
・孤独感
→会社員とは違い、同僚と案件終了を祝ったり、愚痴を言い合ったりする関係を築けていないので孤独を感じがちです。
・リモートワークで外に出ないという運動不足
→フリーランスエンジニアの方はリモートワークで外出する機会が少ない方も多いです。すると運動不足によって健康を害する危険性があります。また、運動することがうつ状態になるのを防いだり、またうつ病の治療に効果的だと、東洋経済社が報じています。ですので、予防的な観点からも、ウォーキングやラジオ体操など軽い運動をした方が良いです。
・人間関係
→フリーランスの方の人間関係はクライアント企業と1:1の関係であると言えるでしょう。この1:1の関係が良好でない場合にはメンタルヘルス不調を引き起こす主な原因になってしまうかもしれません。そこで、手数料はかかりますが、エージェントを活用することで、人間関係のストレスから解放されます。
・ハラスメントの有無
→クライアントによるハラスメント(パワーハラスメント、セクシュアルハラスメント、マタニティハラスメントなど)がある場合、メンタルヘルスの不調を引き起こす原因の1つとなる可能性があります。
・不規則な生活習慣
→フリーランスの方の中には、夜型で深夜に仕事をしている人もいらっしゃると思います。また、業務に集中しすぎて、食事内容を軽視しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。規則正しい生活リズムの維持や、栄養のある食事を摂取することで、人間は病気になるのを防ぐことができます。
・プライベートのストレス
→フリーランスの方、会社員の方問わず、プライベートのストレスがメンタルヘルス不調の原因になることがあります。例を挙げると、ご自身や家族の病気やケガなどがあげられます。日ごろから規則正しい生活やバランスの取れた食事などをきちんと心がけることが重要です。
参考出典:
2.自己肯定感とは
自己肯定感とは、自分の存在をありのまま肯定する価値観のことです。つまり、他人と比較する事なく、自分自身を肯定的にとらえることで、自分はかけがえのない存在だと認めることです。

諸説ありますが、この自己肯定感とうつ病には相関関係が認められるそうです。例えば、自身の存在を肯定できていない人に、人生のトラブルが起きた場合、全て責任は自分にあると落ち込んでしまい、前向きにトラブルから抜け出ることができない状態が続きます。これは自己肯定感が低い状況と言えます。この状態が続くと、心に疲労感が蓄積してうつ病につながることがあります。また、心療内科の医師やカウンセラーに相談しても、自己肯定感の低さから自身を肯定できず、うつ病からの回復が遅れてしまうことがあります。この章では、自己肯定感を高めるにはどうしたらよいかを見ていきましょう。
2.1 自己肯定感を高める方法
・カウンセリングをうけてみる
→もしかしてうつ病かもと感じた場合、いきなり心療内科を受診するのはハードルが高いこともあります。そこでカウンセラーに客観的に見て自己肯定感が低いかどうかを判断してもらうことも1つの手段です。
・自分を勇気づける言葉をいくつか考える
→うつ病から回復するには、まずは自分の自己肯定感を上げていくことが大事です。そこで、ピンチに陥った時に自分を勇気づける言葉をいくつか持っておくというメソッドもあります。ちなみに筆者の場合は「頑張ればできるかも」です。まずは、ご自身で素敵なフレーズを探してみてください。
・マインドフルネス瞑想
→今この瞬間に意識を置く訓練法です。その中で一番良いトレーニングと言われているのが「マインドフルネス瞑想」です。様々なやり方があるので、この記事では説明しきれません。割愛させていただきます。具体的なやり方についてはネットサーフィンをされると良いでしょう。
・過去ではなく現在に目を向ける
→自己肯定感が低いと、自分をネガティブの存在にとらえがちです。それゆえ、過去の出来事を根拠もなく反省しがちです。あの時ああしていれば、今の苦労はなかったかもしれないと悩んだところで、何も良いことは起こりません。今、現在、この瞬間に何をすべきか集中することが大切です。
・否定的なセルフトークをポジティブに変える

→ピンチやトラブルに陥った時に、自分なら乗り越えられる、頑張ればできるなどのポジティブワードを意識して使うようにすると自己肯定感が高まり、自信を持つことができます。
・適度な運動
→リモートワークをしているフリーランスの方に多いのですが、仕事に追われて運動不足になっていることがあげられます。運動不足で仕事ばかりしていると心のバランスを崩してしまう可能性があるそうです。ですので、適度な運動をする時間を作りましょう。
・バランスの取れた食事
→一般的にうつ病は脳の栄養不足が原因と考えられています。バランスのとれた食事を心がけましょう。
・ポジティブな自分を理想にかかげ、ポジティブなセルフトークを続ける
→何かトラブルに起きても、自分ならば絶対できる、大丈夫などのポジティブワードで自身に言葉を発することで、自己肯定感が少しずつ高まります。日常生活の中でのポジティブワードを増やしていきましょう。
・友人や家族に自分の良いところはどこかを聞く。
→自己肯定感が低い場合は、自分自身に対しての評価が下がっている状態だと言えるでしょう。ですが、人生経験を積んできた人に良いところがゼロということはあり得ません。そこで、友人や家族にお願いをして自分の良いところを指摘してもらうことが重要です。他者からの指摘は自己肯定感を高めるのに大きく役立つと言えるでしょう。
参考出典
3.うつ病とは

うつ病とは、こころの健康情報局すまいるナビゲーターの記事をお借りすると、気分が強く落ち込み憂うつになる、やる気が出ないなどの精神的な症状のほか、眠れない、疲れやすい、体がだるいといった身体的な症状が現れることのある病気のことです。
3.1 うつ病の予防と対処法
・専門家である精神科医などを早めに頼る。
→専門家である精神科医などのプロの力を早めに借りることが大事だと言えます。精神科の受診は敷居が高いかもしれませんが、自分の今後の生活を考えると大病になってからでは遅いのです。特にフリーランスの方は、常に働いていないと収入がゼロとなってしまいます。寝たきりになって無収入の状態に陥らないためにも精神科医などの早めの受診がオススメです。
・リラックスタイムを設ける
→仕事以外の趣味などを持つことが肝心です。ずっと仕事ばかりでは、始終緊張状態に身を置くことになるので、心の病を引き起こすことになりかねないからです。ヨガやマインドフルネス瞑想などもオススメです。
・生活習慣の改善
→日中の生活音がある環境が気になってしまうので、夜型で仕事をしているフリーランスの方も少なくないと思います。ですが、夜型で仕事をすると自律神経のバランスを崩してしまい、めまいや倦怠感、疲れが取れにくいなどの不調が出てしまうこともあります。朝方の規則正しい生活を心がけたいものです。
・社会的つながりを探す
→リモートワークをしているエンジニアの方は孤独感を感じやすいです。そこで自腹にはなりますが、研修会や地域などのコミュニティへ積極的に参加するなどの社会的なつながりを確保していく必要があります。そうすることで、うつ状態になりにくくなると考えられます。
・適度な運動
→運動こそがうつ状態を予防する1つのメソッドです。リモートワークでなまっている身体を引き締めるためにもウォーキングや軽い筋トレ、もしくはラジオ体操などを日常に取り入れることが重要です。
・バランスのとれた食事
→うつ状態にならないためには、バランスの取れた栄養のある食事が大切になってきます。ネットでレシピを調べて、少しでも品数を増やす工夫をしてみてください。
・信頼のおける友人や家族を大切にする
→信頼のおける友人や家族に、今現在悩んでいることや不安に思っていることを相談してみるのも大事です。1人で思い悩むのが心の病には本当に良くないです。フリーランスの方は病気で仕事を休む=無収入となるので、あらかじめ家族に相談して「支えてもらう時期」を相談しておくことが肝要です。
・公私の区別
→フリーランスの方で、自宅でのリモートワークで頑張っている方は多いと思います。出勤時間が無くて快適だと思っている方も多いとは思います。ですが、見方を変えると、自宅が仕事場になっているので勤務時間外で仕事をしてしまう、残業状態が続いているという方も少なくはないでしょう。休養や休日はしっかり取るように心がけましょう。
参考出典;
おわりに
この記事では、第1章ではメンタルヘルスの不調を引き起こす主な課題について、第2章ではうつ病と相関関係があると言われている自己肯定感について、第3章ではうつ病の予防と対策について、この3つについて考察してきました。フリーランスの方は、自分自身の「こころと身体の健康」こそが、収入を生み出す資本になります。もし何らかのうつ状態のサインが認められたならば、精神科医などを早めに受診することをオススメします。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
参考出典:
厚生労働省・中央労働災害防止協会「IT業におけるストレス対策への支援」