1.はじめに 自己管理能力とは

自己管理能力とは、自らコントロールして十分なパフォーマンスを発揮する能力のことです。別の言葉で言い換えると、セルフマネジメント能力とも言います。具体的には、感情管理、時間の管理、お金の管理、健康管理、案件管理、業務の進捗管理などのことです。この章では、フリーランスという働き方を選んだ方が自己管理をするメリットについて詳しくみていきます。

参考出典:

Kaonavi人事用語集

MoneyForwardクラウド給与

Workships ENTERPRISE

1.1自己管理するメリット

フリーランスエンジニアの自己管理の具体的な方法については、後の章で詳しく触れます。ここでは、まず自己管理をするメリットを箇条書きでみていきましょう。

・仕事でのパフォーマンスが高くなり評価を受ける

→フリーランスの方が自己管理において、時間や金銭管理、健康管理、タスク管理などがうまくいくと、仕事のパフォーマンスが高くなり客観的な評価が上昇します。

・ストレスを軽減できる

→業務時間をやりくりする時間管理をして、趣味や娯楽に充てる時間を設けることで、精神的なやすらぎを得て、ストレスが解消します。また、金銭管理能力を磨くことでフリーランスという立場で働いてもお金でストレスをためることが少なくなります。

・プライベートに使える時間が増える

→時間管理能力を身に着けることで、リラックスタイムを設けたり、趣味や娯楽に充てる時間が増えます。また、自宅で介護などをしている方は、家族と向き合う時間も増やすことができます。

・ワークライフバランスの実現ができる

→在宅フリーランスの方は通勤時間がないため、自己管理を徹底して仕事を早めに終えることができれば、少なくとも通勤時間の分はプライベートに使える余分な時間が増えます。

・心身が安定する

→基本的にストレスとは何かができなかったり、滞ったりした時に生ずるものだと考えられます。フリーランスの方が、お金の管理、時間の管理、健康管理などに長ける様になるとストレスが少なくなっているので、心身が安定します。

・自己肯定感が高まる

→自己肯定感とはありのままの自分を肯定して、自分には価値があると思って生きることです。この自己肯定感が低いと、自己評価を下げているため、自分には自己管理などできないと逃げ出しがちです。そういう場合には、少しずつでよいので自己管理を行ってみましょう。そうすれば、自己管理能力が高まり、同時に自己肯定感も高まっていきます。

参考出典:

ENFOLD LIFESTYLE

Time Crowd

リクナビNEXTジャーナル

TRANSBiz

2.自己管理がなぜできないか

この章では、自己管理はなぜできないかについて考察していきたいと思います。この章で扱っている「なぜできないか」の項目は、主に在宅フリーランスの方に当てはまります。企業に出社する出社フリーランスの方は、①出退勤の時間が決まっている、②企業が案件に対してタイムスケジュールを提出しくれるなど、生活リズムが乱れにくいので、自然と自己管理ができてしまいます。私は自己管理が得意ではないと不安に思える方は、初めから出社フリーランスを選択するのも1つの有効な手段です。出社フリーランスを目指す場合でも、手数料はかかりますが、エージェントを活用するのも良い選択だと言えるでしょう。

・自己肯定感が低い

→自己肯定感が低い人は、自分にはできない、自分にはその価値はないと思いがちです。ですので、自己管理を投げ出しがちです。まずは小さな目標を立て、それを実現していくことで、自己肯定感を高めることが必要です。自己肯定感が高まると、自分を大切にできるようになるので、健康管理、時間管理、お金の管理などの自己管理をきちんと行えるようになります。

・生活リズムが乱れている

→生活リズムの乱れは、リモートワークの在宅フリーランスの方に多い傾向があります。フリーランスの方は自分の好きな時間帯で働けるというメリットがあります。特に自宅で仕事をしていると生活音が気になり集中できないので、深夜帯で働く方も少なくはないでしょう。ですが、そういった理由で生活リズムを乱して働くことで、運動不足や日光を浴びていないなど自律神経失調症を招く危険性があります。朝型で活動する様に心がけましょう。

・睡眠時間が不足している

→生活音が少ない夜に仕事をしがちな在宅フリーランスの方も多いと思います。夜仕事をするからと言って、昼夜逆転で生活をしているという方も多いでしょう。しかしながら、一人暮らしでもない限りは家族の都合に合わせて、日中も活動をしない訳にはいきません。たとえば、日中の活動とは子供の保育園の送り迎え、洗濯や食事の支度、介護などがあげられると思います。こういった日中の活動を考えると、夜型で仕事をする場合には慢性的な寝不足に陥ってしまいます。こういった寝不足を解消するためには、できるだけ、仕事を昼間に済ませるのが良いでしょう。

・常日頃から時間管理がきちんとできなくて困っている

→時間管理アプリを使って仕事の優先順位をつけたり、タスク作成を行う方法もあります。しかし、常日頃から時間管理ができていない方はたぶんできないと思います。そこでまずはスマホのタイマー機能を使用して、効果的にプログラミングをしている時間をおおよそ割り出してみてはいかがでしょうか。例えば60分間タイマーをセットして実際にプログラミングしてみると、自分のプログラミングのスピードがおおよそですが、わかります。このプログラミングのスピードが割り出せたならば、1日で働く時間や量の目安が付き時間割を作ることができます。気負わずにタイマーでゆるく時間管理をしていくのも1つの手段だと言えるでしょう。

・誘惑に負けて仕事をさぼりがちである

→今の時代は家にいながらの娯楽がたくさんあると思います。配信サービスやネットゲームなどがそれにあたると思います。ちょっと気晴らしにつもりが、ゲームをして数時間が経過してしまうなど、仕事しない時間をつくってしまいがちです。これらのツールは、ずっと家で仕事をしている在宅フリーランスの方の生きがいにもなるので止めましょうとは言えませんが、タイマーをつけて時間管理をしながら息抜きをすれば良いと思います。

・明確な目標を定めていない

→筆者がフリーランスをしていた時代には、ノルマから1日あたりの仕事量を割り出して、きちんと自己管理をしてそれを達成することで満足感を得ていました。筆者は1週間に1記事(4,000字)がノルマだったので、休日である土日を抜いた5日間で4,000字を書く必要がありました。そこで割り算をして、1日800字を絶対に書くという明確な目標を立てて行動していました。自分自身で立てた目標をクリアすると、達成感を得たり、自己肯定感が上がったりといいことずくめでした。明確な目標を立てることをぜひオススメします。

・面倒なことを先に済ませようとしない

→フリーランスの方にとって面倒なことと言えば、税金の納付があげられます。そんなの確定申告の時期だけではというご意見もあると思います。常日頃、領収書などの計上をきちんとやっていれば、確定申告の時期に苦しまなくて済みます。いっぱい稼いで、税理士さんに丸投げするにしても、領収書の整理という面倒なことからは逃げられません。面倒なことを先に済ませる習慣を身に着けておきましょう。

参考出典: 

キャリルートCARI―ROOT

オープンイノベーション大学

note

レバテック フリーランス

LIFE WORK CAFE

小谷野税理士法人

Note PM byトヨクモ

3.自己管理のためのテクニック

この章では、自己管理のためのテクニックについて考察していきたいと思います。

・自己を客観視して時間を管理する

→一時流行したレコーディングダイエットを覚えていらっしゃる方も多いと思います。共立美容外科によると、毎日の食事内容を記録して、その食事内容のカロリーも計算するというものでした。これを在宅フリーランスの方の自己を客観視することに当てはめてみましょう。在宅フリーランスの方にオススメですが、まずは、腕時計を身に着けます。そばにメモ帳とペンも置いておきましょう。仕事した時間、寝転んだ時間、ネットサーフィンをした時間、食事をした時間、子供を保育園に迎えに行った時間、睡眠時間などを腕時計を見ながらメモを取っていくのです。すると、1日の時間割というのが簡単に割り出せます。メモ帳を見ると仕事に関係のない、つまりサボっている時間もレコーディングされています。このようにサボっている時間を可視化することで、仕事に使える時間を増やしていくことができるようになります。

・モチベーションを維持する

東洋経済ONLINEによれば、「頑張ったらぜひ自分にご褒美をあげてください。脳が喜び、やる気が上がります。」という報道がありました。詳しい脳の仕組みはこの記事に書いてありますが、ここでは割愛します。この記事でも書いてありますが、自分にご褒美を上げるため、目標を作るのは良いことだと思われます。大きな目標では、このタスクが終わったら、旅行に行こうなどが挙げられます。小さな目標では1日分のプログラミングが終わったから配信サービスを1時間だけ見ようとか、ケーキを食べようとかご褒美を自分に与えることで、モチベーション維持に役立ちます。

・健康管理をする

→在宅フリーランス、出社フリーランスを問わず、フリーランスされている方は、会社員とは違うので自分で費用を負担して健康診断を受ける必要があります。ただ、国民健康保険に加入をしているので、特定検診という無料または低料金の検診を受けることができます。役所から健康診断の受診券が送られてきましたら、健康維持のために面倒なことと放置をせずに、積極的に受診することを心がけましょう。また、フリーランスの方で運動不足に陥っている方も少なくありません。1日1回のラジオ体操や、30分間のウォーキングなどを継続的なノルマに加えても良いかもしれません。健康管理に関してはバランスの取れた食事を摂ることも重要です。可能な限り、野菜が豊富な献立で自炊をすることもオススメです。

・営業を管理する

→収入源が不安定なフリーランスの方が不安に思うのはお金の問題が大きいと思います。常日頃からクライアントとの良好な関係を築き、仕事を常にいただけるように努力することが必要です。これは在宅フリーランス、出社フリーランスともに、人脈を作って自分で営業するのが苦手という方には、手数料はかかりますが、エージェントの活用も視野に入れてはいかがでしょうか。

・お金を管理する

→苦労して稼いだお金を節約する方法を身に着けるのも、よりよい人生設計には必要です。例えば、レシートを撮影するだけの家計簿アプリというデジタルツールを使用して、無駄遣いを割り出して支出を抑えるのはいかがでしょうか。

・マインドフルネス瞑想を取り入れる

→自分を心身共にリフレッシュしていく方法として、マインドフルネス瞑想があります。在宅フリーランスでリモートワークを選択された方は、自宅などで1人で仕事している方が多いです。つまり、孤独感を抱えている言えます。そういった方が毎日リフレッシュして仕事をするために、マインドフルネス瞑想こそが自己管理にふさわしいテクニックだと言えるでしょう。具体的なやり方は、JAAMP日本メディカル心理セラピー協会をご覧ください。

・タスクを管理する

→タスク管理とは、効率的に業務をこなすために優先順位をつけて管理をしていく方法です。つまり、タスクの重要度や緊急度を格付けして、どのタスクからこなしていくかを考えていくことです。具体的には、①やるべきタスクを洗い出す、②自分の作業スピードを割り出す、③スケジュールを立てる、④カレンダーツールなどを使用して、タスクの進行管理をするという手順で行うと良いでしょう。

参考出典:

LAFOOL

共立美容外科

東洋経済ONLINE

国民健康保険ガイド

節約大全

JAAMP日本メディカル心理セラピー協会

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IEC COLUMN

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4.まとめ

この記事では、自己管理とは何か、自己管理するメリット、自己管理がなぜできないか、自己管理のためのテクニックについて考察してきました。筆者が思うに、自己管理をするということは、自分を大切にするということだと思います。そして、自分を大切にすると自己肯定感も上がっていき、良いことずくめです。フリーランスとして心身共に健やかに仕事をしていくためのテクニックを数点掲載しました。何かお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。